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行政書士の入管業務とは|必要資格や業務内容、報酬について解説

  • 投稿:2024年10月09日
  • 更新:2025年12月22日
行政書士の入管業務とは|必要資格や業務内容、報酬について解説

行政書士の業務の中でも、国際化が進む現代社会において需要が高まっているのが入管業務です。
入管業務は、日本に在留する外国人の在留資格に関する手続きを専門家としてサポートする仕事であり、行政書士の専門分野の一つとされています。

本記事では、入管業務の具体的な内容、業務に必須となる申請取次行政書士の資格、報酬の相場、そして業務のやりがいや大変さについて網羅的に解説します。

入管業務とは

入管業務とは、日本に在留を希望する外国人や、すでに在留している外国人のために、在留資格に関する各種申請を出入国在留管理局に対して行う手続きの総称です。業務内容は、外国人を日本に呼び寄せるための「在留資格認定証明書交付申請」、留学生が就職する際などに行う「在留資格変更許可申請」、在留期間を延長するための「在留期間更新許可申請」、日本での永住を希望する際の「永住許可申請」などが含まれます。

これらの手続きは、日本の出入国管理及び難民認定法に基づき、厳格な審査が行われるため、専門的な知識が不可欠な業務分野です。

行政書士が行う入管業務の具体的な内容

行政書士は、入管業務において、申請を希望する外国人本人やその関係者に代わり、専門家として多岐にわたるサポートを提供します。主な業務は、複雑な申請書類の作成です。申請者の状況を正確にヒアリングし、どの在留資格に該当するかを判断した上で、許可の可能性が高まるよう適切な書類を作成していきます。

また、申請に必要な公的な証明書や理由書、事業計画書といった添付書類の収集や作成支援も行います。さらに、後述する申請取次行政書士の資格があれば、申請者本人が入管に出頭することなく、代わって申請書類を提出する「申請取次」も可能となり、申請者の負担を大幅に軽減します。

入管業務に必要な「申請取次行政書士」の資格

行政書士が入管業務で申請書類の作成を代行することは可能ですが、本人に代わって入管の窓口で申請(取次)を行うためには、「申請取次行政書士」としての届出が別途必要です。この資格は、所定の研修を修了し、出入国在留管理庁に届け出た行政書士に与えられます。申請取次行政書士が申請を代行することで、原則として申請者本人の入管への出頭が免除されるという大きなメリットがあります。

これにより、仕事で平日に時間が取れない申請者や、遠方に住む申請者の負担を軽減できます。
顧客満足度の向上と業務の効率化に直結するため、入管業務を専門的に扱う上で、ほぼ必須の資格といえます。

※本制度について

申請取次行政書士になるには

申請取次行政書士になるためには、まず行政書士として登録していることが前提となります。その上で、所属する都道府県の行政書士会が実施する「申請取次事務研修会」を受講し、その後の効果測定(試験)に合格しなければなりません。この研修では、出入国管理及び難難民認定法や実務に関する専門知識を学びます。

研修を修了すると、所属行政書士会を通じて管轄の地方出入国在留管理局へ名簿登載の届出を行います。届出が受理されると「届出済証明書」が交付され、正式に申請取次行政書士として活動を開始できます。なお、この資格は3年ごとの更新制であり、定期的に更新研修を受ける必要があります。

入管業務の報酬相場

入管業務の報酬は、取り扱う在留資格の種類や案件の難易度によって大きく異なります。例えば、比較的定型的な「在留期間更新許可申請」であれば5万円前後からが一般的です。一方で、企業が外国人を雇用するための「在留資格認定証明書交付申請(技術・人文知識・国際業務など)」では10万円から15万円程度が相場とされます。

さらに、経営者向けの「経営・管理」ビザや専門性の高い立証が求められる「永住許可申請」など、難易度の高い案件では20万円以上になることもあります。これらはあくまで目安であり、申請者の状況の複雑さや、添付書類の作成量、コンサルティングの内容に応じて報酬額は変動します。

※詳細はこちら

行政書士が入管業務を行うやりがい・魅力

入管業務の最大のやりがいは、外国人の人生の重要な節目に関わり、日本での生活やキャリアの実現を直接サポートできる点にあります。申請が許可され、顧客から直接「ありがとう」と感謝された時の喜びは大きく、社会的な貢献度を実感しやすい仕事です。また、グローバル化が進む中で、外国人の受け入れに関する需要は安定して高く、専門性を高めることで他の行政書士との差別化を図れます。

また、申請数は年々増加しており、出入国在留管理庁の報道発表資料によると、令和4年6月末の在留外国人数は、296万1,969人で、前年末に比べ20万1,334人(7.3%)増加しています。

※申請人数の推移

さまざまな国籍や文化背景を持つ人々と接することで、国際感覚が養われる点も大きな魅力の一つです。専門家として知識と経験を積み重ねることで、安定した業務分野を確立することが可能です。

行政書士が入管業務を行う大変さ・難しさ

入管業務はやりがいが大きい反面、大変な側面も多く存在します。出入国管理及び難民認定法や関連規則は頻繁に改正されるため、常に最新の情報を収集し、知識をアップデートし続ける学習意欲が求められます。

必ずしも許可が保証されているわけではないため、不許可のリスクと常に隣り合わせです。不許可となれば、申請者の人生設計に深刻な影響を及ぼす可能性があり、その精神的なプレッシャーは計り知れません。さらに、外国人顧客との間には言語や文化の壁が存在することもあり、意思疎通を丁寧に行い、信頼関係を築くためのコミュニケーション能力も不可欠となります。

まとめ

行政書士の入管業務は、日本に在留する外国人の在留資格に関する申請を専門家として支援する仕事です。業務を本格的に行うには、行政書士資格に加え、研修を経て「申請取次行政書士」としての届出が必要となります。

報酬は案件の難易度により変動しますが、専門性が高く、国際貢献を実感できるやりがいのある分野です。一方で、法改正への継続的な対応や、不許可のリスクに伴う精神的プレッシャーといった難しさも存在します。

これらの特性を理解した上で、専門知識と実務経験を積むことが、この分野で成功するための鍵となります。

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